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何かと話題の「エヴァンゲリヲンと日本刀展」に姉と共に行って参りました。

日本を代表する刀匠が,本気で「エヴァンゲリヲンの世界に出てくる刀剣類」や,
「エヴァンゲリヲンの世界観を基にした新作刀剣」を作ったらどうなるか,というこの展覧会。
日本を代表するアニメと日本を代表する美術工芸のコラボレーションに相応しく,
会場はかなり多くの人で賑わっていました。
客層は,主としてエヴァ・フリークの方々が多かったのですが,
(↑これは着ているTシャツや興味の示し方で分かるのです。)
中には純粋に「Japanese Sword」を見に来た外国の方や御年輩の方も見られ,
コンテンツとしての「日本刀」の強さも垣間見えました。

展示自体は「大変面白かった!」の一言。
とにかく日本刀はそれそのもの自体で美しく,
「アート」としても非常に高いレベルの戦闘力を持っているうえ,
人気アニメとのコラボレーションで,「俗っぽい」面白さも兼ね備えていて,
攻守ともに隙がありません。
「コンセプトの深み」のようなモノこそありませんが,
日本刀そのものの美しさに酔いしれ,人気アニメのアイテムの具現化という,
その事実そのものに浸れば,本展覧会は観覧者に大きな楽しみを与えてくれます。

ハイライトはなんといっても,「ロンギヌスの槍」。
その大きさもさることながら,「ねじねじ」の部分が非常に美しく,
「よくこんなものを作ったな」と驚嘆するばかり。
精密に作られた彫刻や,巨大な彫像を観たときと同様の,
大変大きな驚きと感動を与えてくれました。
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その他のプログレッシブナイフなど「再現系」の刀剣も,
当然の如くエヴァファンの興味を惹きます。
刀身から柄,鞘までこだわり抜いて作られたそれらの刀剣は,
観る前の期待を遥かに超える完成度で我々を出迎えてくれました。

また,「エヴァンゲリヲンの世界観を基にした新作刀剣」も相当な出来。
各キャラクターの特色や特徴が,刀に見事に反映されており,
コンセプトワークから考え抜いた刀匠の苦悩が目に浮かぶようでした。
一押しは,アスカモデルの刀剣。
アスカカラーにネルフのロゴのついた柄も大変美しかったのですが,
何と言っても刀剣自体に彫られたアスカの彫像が目を引きます。
俗っぽいと言えば俗っぽいコンセプトワークではありますが,
その技術そのものに,これまた驚嘆させられました。

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鑑賞の前は,若干「イロモノ」的な雰囲気も感じていた展覧会でしたが,
全体として,「エヴァ」そのものの面白さもあり,日本刀そのものの美しさも十分に活かされた,
幸福なコラボレーションだったと思います。
エヴァファンなら行って損はしない展覧会だと思いますよ。