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2013年01月

melhentrips/なのるなもない

melhentrips

2005年,MSCや降神といったいわゆるアングラ系新世代日本語Hiphopが盛んで,
ちょっとした可能性を感じさせていた時代の真っただ中に発売された,なのるなもないのソロアルバム。
相変わらずちょっとヒネていた僕のセンスにハマり,良く聴いたものでした。

なのるなもないのラップは,むしろポエトリーリーディングとラップとの合いの子ともいうべきで,
スタンダードなラップとはおよそ言い難く,人によっては受け入れられ難いものとも思います。
が,そのクセの強さゆえに,ハマれば強い中毒性のある不思議な世界観を有するものでもあります。
語りかけるような口調,オペラ調の歌,普通のラップとは一線を画す哲学的な歌詞,浮遊感のある音…
こんな音楽もあるんだ,と当時はよく思ったものですが,
色々なクセのあるものを聴いてきた今の耳には,
驚くほどスタンダードに響いてきます。

このアルバムのオススメはshermanshipと帰り道。
shermanshipは,文字通りメルヘンなトラックの上で,
「せめて自分らしくありたい」という気持ちを歌った歌で,さながら「表題曲」と言って良い完成度。
自身の世界観を遺憾なく発揮した,なのるなもないの代表曲と言って良く,
この曲一曲だけでも聴いてみる価値ありだと思います。
帰り道はなのるなもない,というよりは降神の曲と言うべきですが,
サビの謎なキャッチーさも相まって,アルバムの最後を締めるに相応しい,楽しい曲になっています。
このほか,スイカのtotoがfeatしたまわらないで地球や,まちぼうけなんかもお薦めです。

続けてすぐにでも発売されると噂されていた降神の3rdアルバムは7年が経過した今も発売されず,
あんなに熱かったシーンは下火になる一方。
当時日本語Hiphopに触れていた人間の,一体何人がこんな10年後を予想していたでしょうか。
このアルバムを聴いて,こんな時代もあったね,となってしまう現状が少し悲しいです。

ぱみゅぱみゅレボリューション

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ぱみゅぱみゅレボリューション(通常盤)

「つけまつける」に姉がハマって,このアルバムを入手したので聴いてみました。
言わずと知れた,中田ヤスタカプロデュースのきゃりーぱみゅぱみゅフルアルバム第一弾。
(先行して「もしもし原宿」がありますが,ミニアルバムですので,フルアルバムはこれが第一弾となります。)

「新人歌手きゃりーの一作目のアルバム」というよりも,
「ヤスタカの新プロジェクト第一作」と言ったほうがより適切かもしれません。
同じヤスタカプロジェクトのPerfumeやcapsuleなどと比較したときの最大の特徴は,
全体を貫く「かわいらしさ」ではないでしょうか。
「可愛らしさ」ではなく「かわいらしさ」。
人を食ったような,あざとい(←良い意味ですよ(苦笑))子供らしさ,悪ふざけが,
曲風,歌詞,歌い方,そしてタイトルから滲み出ています。

もちろん中には,「CANDY CANDY」のように,
Perfumeの声が変わったバージョンみたいな曲もあるのですが,
どちらかといえば,「みんなのうた」や「ちゃんちゃかちゃんちゃん」
とかの曲の方が目立ちます。
オススメは,しかしながらやっぱりシングル曲の「PON PON PON」と「つけまつける」でしょうか。
完成度が他の曲に比べて少しだけ抜けている気がします。

ただ,シングル曲以外に,びっくりさせられる曲が少なかったのも事実です。
全体の雰囲気に完全にハマり切れなかったのも要因でしょうか。
個人的なお気に入り度は中くらい,平均程度です。
中田ヤスタカの他のプロジェクトが好きだったり,
あるいは,CM等でよく聴くシングル曲が好きな方は一聴しても損はしないのではないでしょうか。

適合性原則に反する商品先物取引により損害を被った顧客による,仲介会社取締役への損害賠償請求が認められた事例

名古屋地裁平成24年4月11日民6部判決の事例。

≪事案≫
仲介会社Y社の従業員が,顧客Xの性質に対して過大な取引をXに対して行わせ,それにより損害を被ったとして,XがY社代表者・取締役等を訴えた。
本件においては,Y社役員は,本件取引が開始された当時,Y社において適合性原則に反する取引があったことなどを理由とする紛議・訴訟が多数起きており,行政当局からもその点につき問題を指摘されていたことを認識していた。


かかる事案において,名古屋地裁は,

(そうするとY社代表者は,)被告会社の外務員が委託者の財産状況に照らして過大な取引を受託して委託者に損害を与える可能性があったことを知りながら,これに対しては,従業員教育,懲戒制度の活用等の適切な措置をとらず,放置していたものであり,業務の執行に重大な過失があるというべきである。


として,代表者の責任を認め,さらに他4名の取締役についても,

本件取引が行われた当時,毎月取締役会を開催し,顧客との紛議の状況や,判決を踏まえた問題点の指摘を行…ていたことが認められるから,(Y社代表者の)業務執行行為について監視し,是正の措置をとることが可能であったのに,これを怠ったものということができ,監視義務の懈怠について重大な過失があると認められる。


として,責任を認めた。

従業員の行った行為についての,役員の責任については,本件において被告側が主張したように,取締役間,並びに取締役間と従業員間との職務分担を強調し,違法行為の認識可能性がないと主張することも考えられるところであるが,本判決は前記の事実からして責任が認められると判断したものである。

類似紛争が多発していることを知っていれば,同種事案が起こり得るということも具体性をもって認識することが出来るし,またそれを放置することを認めるべきではないから,責任を肯定した判旨は妥当であると考える。本判決はとりわけ,取締役に対し,監視義務懈怠の責任を負わせた点に特徴があるものといえよう。
ギャラリー
  • あいちトリエンナーレ2013~Awakening 揺れる大地~
  • 堂島リバービエンナーレ2013(@堂島リバーフォーラム)
  • エヴァンゲリヲンと日本刀展(@大阪歴史博物館)
  • エヴァンゲリヲンと日本刀展(@大阪歴史博物館)
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  • 美の響演~関西コレクションズ~(@国立国際美術館)