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BRAUN BN0035WHBKG

[ブラウン]BRAUN 腕時計 クロノグラフ BNH0035WHBKG メンズ 【正規輸入品】
[ブラウン]BRAUN 腕時計 クロノグラフ BNH0035WHBKG メンズ 【正規輸入品】 [時計]
前々から欲しかった,BRAUNの時計,ついに買ってしまいました。

BRAUNといえば,国内では「ヒゲソリ」のメーカーとして知名度が高いですが,
実は知る人ぞ知る総合小型家電メーカーで,
ディーター・ラムスというプロダクトデザイナーが有名な,
ミッドセンチュリーの機能主義デザインを牽引していた偉大な会社なのです。
極限にまで削ぎ落された純粋な形態は,機能的に優れているのみならず美しく,
その製品の数多くがMoMAに所蔵されていたりします。

ディーター・ラムスとデートリッヒ・ルブスによる本作も,
「Less but better」というラムスのデザイン哲学に忠実に従ったもので,
装飾らしい装飾はなく,全て「機能」に従属したシンプルな,
それでいて美しいデザインとなっています。
個人的に気に入っているのが,針や文字盤の数字の「細さ」で,
ミニマルな機能主義デザインの結晶といえるこの時計に,
上品さ,エレガントさを加えている気がします。

バンドのレザーは,ゴムに近い合成皮革といった感じでしたが,
汗にも強そうで,個人的には悪い印象はありません。
むしろ機能主義的なこの時計に相応しいのではないかとすら思います。

ちなみに,この時計,ドイツの2大デザイン賞といわれる,
「iF」と「reddot」を2012年にダブル受賞しており,中でも
「iF」では,4000点以上のノミネートの中から,
特別優れた60点のみが受賞する金賞を受賞しています。

…以上,MoMAストアからの受け売りでした(苦笑)。

美の響演~関西コレクションズ~(@国立国際美術館)

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国立国際美術館で行われている特別展「関西コレクションズ」に行って参りました。

関西所在の国公立美術館各館の4番打者クラス,
あるいは看板役者クラスが一堂に会するというこの企画。
何度も観たことがある作品もいくつもありましたが,
なかなか足を運べない和歌山県立美術館や,
滋賀県立美術館所蔵の作品も展示されるということだったので,
重い腰を上げて参戦してきました。

ただ,「4番打者」といっても,いわば「日本プロ野球の4番打者」。
(こういう言い方をするのが適切かどうか分かりませんが…)
「バリバリのメジャーリーガー」と言える作品は,
所蔵品としてはなかなか国内美術館には回ってこないという状況があるが故,
必然的に他の特別展に比して,目玉になるような派手な作品はありませんでした。
しかしながらそれでも,各館の所蔵の秀作が揃っており,結構な見応えがありましたよ。

オーソドックスな時系列型だったので,特に展示について付言することはありません。
「コンテンポラリー」と呼ばれるポイント以降の各時代を代表する作家の,
象徴的な作品ばかりが並んでいました。
個人的に嬉しかったのは,何と言ってもドナルド・ジャッドの作品。
最も好きな作家の一人ながら,作品の所蔵が和歌山県立美術館なので,
なかなか見ることができなかったのです。
いかにも「ジャッドらしい」工業製品と見まがうアルミニウムの物体は,
禁欲的でありながらその構成美故に魅惑的で,
展示の中でも一際異彩を放っていました。

また,国立・滋賀・和歌山の三館に所蔵されているロスコの絵画が,
ずらっと並べられているのも豪華でした。
(展示場所はそこを切り取ればプチロスコルームといった趣でした。)
個人的なお気に入りは,滋賀県美の「ナンバー28」。
ロスコ特有の幽玄な趣が最も端的に表れていると思われるからです。
この作品は,一度滋賀県美で現物を見ているので,嬉しい「再会」ということになりました。

他館の作品をホームで迎え撃つ国立美術館の作品も負けてはいません。
カンディンスキーやフォンタナは相変わらずですし,デュビュッフェ「愉快な夜」の破壊力も
なかなかのものがあります。
今回個人的にツボだったのはロイ・リキテンスタイン「日本の橋のある睡蓮」。
言わずもがな,モネのモチーフの引用ということになるのですが,
ポップアートの手法によって新たな地平の元に昇華された作品からは,
コンテンポラリーの代表的な作家の一人であるリキテンスタインによる,
近代の作家モネへの温かいリスペクトが感じられると同時に,
「オマージュ」という手法に,どこか俗っぽくてねじれたものも感じられ,
ああ如何にも「ポップ」だなあと,思わずニヤリとさせられました。

その他,バスキアやバーネット・ニューマン,フランク・ステラの作品なども好きでした。

冒頭に「メジャーリーガーと日本のプロ野球」という表現を用いましたが,
ある意味ではその表現は言い得て妙だと思っていて,
そこには,「欧米に比べて,元々環境的に決して恵まれていない日本の美術館が,
少ない戦力の中で知恵を絞って,なんとか奮闘している姿」が重なります。
本展覧会も,企画の趣旨からしてもまさにその「奮闘」の跡が透けて見えるかのようなもので,
個人的にはかなり満足することができました。
会期も残りわずかですが,機会があれば足を運ばれるのをオススメします。

それにしても,土曜日の昼間の特別展だというのに,人の入りはまばらでした。
作品に集中できたので,有難かったのは有難かったのですが,少し寂しくもありました。
改めて,日本における現代美術を巡る状況の厳しさを肌で感じた次第です。
「常設展会場をもっと賑やかにしたい」という,本特別展に込められた願いが叶えられる日は少し遠そうです。

土曜日の記録

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最近の週末の過ごし方と言えば,
「金曜に夜更かし」からの「土曜昼前まで寝坊」,
その勢いをひきずってダラダラ過ごして,
「気付けば日曜」,ばっかりだったのですが,
今週は「これではいけない」と奮起して,悪い流れを断ち切り,
土曜の朝からアクティブに活動してみました。

どこに出かけたかと言うと,堂島の国立国際美術館。
特別展「美の響演~関西コレクションズ」と,
常設展「コレクション1」,企画展「塩見允枝子とフルクサス」を見てきました。
展示の感想は別稿で改めることとしますが,現代美術好きの僕としてはなかなか楽しかったです。
お腹いっぱいになりました。

また,通いなれた大阪地検への道を通ったので,
再び修習の事を思い出しました。
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美術館に行ったあとは,梅田のTSUTAYAでCDを借りました。
なぜわざわざ梅田かと言えば,とにかく品揃えの良さが違うのです…!
地元の小さなTSUTAYAではお目にかかることのできない,
マニアックなCDが沢山あって,本当に重宝します。

修習中は,通勤途中にあったので頻繁に利用していた梅田堂山店ですが,
会社が梅田じゃなくなった今は,めっきり行かなくなりました。
ひさびさに行った今日は,エレクトロニカばかり10枚もCDを借りました。
これから通勤途中に徐々に聴いていこうと思います。楽しみですね。

帰宅して夕方の4時。あとの時間は読書や勉強などをして過ごそうと思います。
いやはや充実した休日でした。
こういう休日の過ごし方を毎週出来ていれば,かなり生活の質も向上すると思うのですが…
意図的に用事を作るというのも大事だ,と改めて感じました。
ギャラリー
  • あいちトリエンナーレ2013~Awakening 揺れる大地~
  • 堂島リバービエンナーレ2013(@堂島リバーフォーラム)
  • エヴァンゲリヲンと日本刀展(@大阪歴史博物館)
  • エヴァンゲリヲンと日本刀展(@大阪歴史博物館)
  • エヴァンゲリヲンと日本刀展(@大阪歴史博物館)
  • エヴァンゲリヲンと日本刀展(@大阪歴史博物館)
  • エヴァンゲリヲンと日本刀展(@大阪歴史博物館)
  • エヴァンゲリヲンと日本刀展(@大阪歴史博物館)
  • 美の響演~関西コレクションズ~(@国立国際美術館)